この記事の3ポイント
支出をモデル・機材・ソフト・通信・外注などに分ける
私用分まで経費に含めていないか
配信で一度映した私物を全額経費にする
VTuber活動の経費は、PCやマイクという品名だけで自動的に決まるものではありません。収入を得る活動に必要だったことを説明できるか、私生活でも使う部分をどう分けたか、金額や使用期間に応じた処理が必要かを確認します。配信で一度映した私物を全額経費にする、領収書があれば用途を説明しなくてよい、という判断は避けます。
モデル、イラスト、編集外注、配信ソフト、通信、家賃、機材などを支出カテゴリに分け、各取引に「どの企画や収益のためか」を1行で残します。私用と共通するPCや回線は、使用時間や利用日数など、継続して説明できる基準で按分(活動分と私用分に分けること)を検討します。適切な割合や高額品の処理は個別事情で異なるため、国税庁の最新案内や税務の専門家に確認してください。
共用部分を分ける根拠を購入時から残す
共用PCなら、1か月の活動利用時間と総利用時間、配信専用ユーザーのログなど、後から再現できる資料を選びます。通信費なら活動端末の利用記録、家賃なら専用スペースの面積や使用状況などが候補です。都合のよい月だけ割合を変えず、基準を決めた日と変更理由を記録します。どの基準が認められるかは事実関係によるため、例をそのまま採用しません。
ポイントやクーポンを使った購入は、表示価格と実際の支払額を分け、決済明細を保存します。家族名義の支払い、分割払い、中古購入、海外サービスは証拠が散らばりやすいため、注文履歴、請求、換算資料、契約を同じフォルダーに入れます。返金やキャンセルがあったら元の記録と対応させます。
高額な機材と長く使うものは別に確認する
PC、カメラ、モデルなど長く使う高額な支出は、購入年に全額を同じ方法で処理できるとは限りません。金額基準や減価償却、少額資産などの扱いは制度と申告状況で変わり得ます。購入前に見積書、使用開始日、予定用途を残し、決算前ではなく早めに確認します。経費になる可能性だけを理由に、活動に不要な物を買うと現金は減ります。
支出を経費として記録する手順
- 支出をモデル・機材・ソフト・通信・外注などに分ける
- 各支出がどの活動収入に必要かメモする
- 私用と共通する物は利用時間や面積の根拠を決める
- 請求書、領収書、決済明細、契約を保存する
- 高額品や判断が割れる支出は専門窓口に確認する
経費に含める前に確かめたいこと
- 私用分まで経費に含めていないか
- ポイント利用前の金額と実支払額
- モデル代に複数年利用の性質がないか
経費の範囲を広く取りすぎる判断
- 配信で一度映した私物を全額経費にする
- 領収書の宛名だけで事業性が証明できると思う
- 高額機材をすべて消耗品扱いする
よくある質問
ゲーム代はすべて経費になりますか?
配信との関係と私用の有無で判断します。配信記録や企画との対応を残し、私用分を分けます。
自宅の家賃や電気代も経費にできますか?
活動に使った部分を、合理的な基準で分けて計算する考え方があります。個別事情で異なるため、根拠を残して確認します。





