この記事の3ポイント
利用する配信先の現在のエンコーダ推奨値を確認する
上り速度が時間帯で大きく変わらないか
下り速度だけを見て判断する
配信回線は速度測定の最大値より、本番時間帯に上り通信を連続して送れるかが重要です。必要量は配信先、解像度、フレームレート、映像内容で変わるため、特定のMbpsだけで合否を決めません。まず利用する配信先の現在のエンコーダ推奨値を公式ヘルプで確認し、その範囲の低い側から限定公開テストを行います。
映像が止まる原因は回線だけとは限りません。OBSの『表示→統計』では、ネットワークによるドロップ、レンダリング遅延、エンコード遅延を別々に確認できます。配信中の数値と発生時刻を記録すれば、回線契約を変える前に、無線、家庭内通信、PC負荷、設定による負荷のどこを見直すべきか絞れます。項目名はOBS版で変わる場合があるため公式資料も確認します。
本番時間帯の上り速度の変動とOBSのドロップを同時に記録する
PCを可能ならルーターに有線接続し、本番予定の曜日と時間帯に複数回測ります。上り速度だけでなく、測定ごとの差、応答の揺れ、途中で極端に落ちる時間がないかを残します。同時に家族の動画視聴、クラウド同期、ゲーム更新など上り・下りを使う処理を止めた場合と普段どおりの場合を比較します。1回だけ良い結果でも安定とは判定しません。
限定公開配信ではOBSの『表示→統計』を開き、ネットワークによるドロップが増える時刻を記録します。レンダリングやエンコードの遅延だけが増えるなら回線ではなくPC側が候補です。ネットワークのドロップだけ増えるなら、有線化、他端末停止、VPN停止を1つずつ試します。効果がなければ元の接続に戻してから次を試し、条件を混ぜません。
- 配信先の現在の推奨ビットレート範囲を公式で確認したか
- 速度測定と限定公開テストを本番予定時間に行ったか
- ネットワーク、レンダリング、エンコードのどれが増えたか
- 有線とWi-Fi、他端末あり・なしを同条件で比較したか
ビットレートを下げるテストで、回線の余裕と画質を両方見る
OBSの『設定→出力→配信』で現在の映像ビットレートを記録し、配信先の推奨範囲内で一段低い値にして同じ場面を配信します。『設定→映像』の解像度やFPSまで同時に変えると原因が分からなくなるため、まずビットレートだけを比較します。激しく動くゲーム、雑談画面、モデルの大きな動きを同じ順に再現し、統計と視聴画面の画質も記録します。
低い設定でドロップが止まれば、回線に十分な送信余力がなかった可能性がありますが、それだけで回線会社の問題とは断定できません。宅内機器、混雑、プロバイダー経路も含まれるため、記録を添えて公式サポートに相談します。改善しなければ元のビットレートに戻し、OBSのエンコード遅延や配信先側の状態を確認します。
回線と配信設定を切り分ける手順
- 利用する配信先の現在のエンコーダ推奨値を確認する
- 配信する曜日・時間帯に上り速度を複数回測る
- 可能ならPCをルーターに有線で接続する
- 推奨範囲の低い側から短い限定公開テストを行う
- OBSのドロップと配信先の状態を見ながら調整する
テスト前にそろえる記録
- 上り速度が時間帯で大きく変わらないか
- 家族や別端末の通信で不安定にならないか
- VPNや無線中継器を通していないか
- 配信先の推奨ビットレートを超えていないか
回線速度の判断で見落としやすい点
- 下り速度だけを見て判断する
- 1回の速度測定だけで安定と考える
- 最大画質に合わせて余裕のない設定にする
- 回線問題とエンコード負荷を混同する
回線契約を変える前に、配信設定とドロップの関係を確認する
途切れの原因が無線接続や高すぎるビットレートなら、上位プランに乗り換えなくても改善できる場合があります。設定相談の際に配信中の統計も共有すれば、回線側とPC側のどちらに問題があるかを切り分けやすくなります。
回線契約を変える前に原因を切り分けたいときは、配信中の記録をもとに設定を相談できる依頼先を確認できます。外部サービスへのリンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
回線・配信設定を相談できる依頼先を見る →よくある質問
光回線なら必ず安定しますか?
回線方式だけでは決まりません。宅内Wi-Fi、混雑、ルーター、プロバイダー経路などの影響があるため、実際の配信時間帯に確認します。
Wi-Fiでも配信できますか?
可能ですが、電波干渉や距離で変動します。有線が難しい場合はルーターとの位置を見直し、長めの限定公開テストで安定性を確認してください。







